ホーム製品情報先端材料 > セラミックフィルター

セラミックフィルター

SiC‐DPF

炭化珪素質ディーゼル・パティキュレート・フィルター
SiC‐DPF

ディーゼル・パティキュレート・フィルター(以下DPF)はディーゼルエンジンから排出される黒煙(スス、以下PM)を捕集します。
ディーゼルエンジンは熱効率が高く、ガソリン車よりも燃費に優れCO2排出量が少ないという長所を持ちます。そのため、海外では日本よりもディーゼル車の人気が高く、「環境に優しい高級な車」といったイメージさえあります。
しかし、エンジンから排出されるPMにより人体への悪影響が懸念され、日本ではディーゼル車は、少数派となっていました。
近年、このPMを除去する手段として、DPFが開発され、全世界の自動車メーカーにより注目される製品となりました。
TYKはDPF用、炭化珪素質セラミックスフィルターの生産を開始しました。SiCの優れた耐熱性・耐蝕性と、TYK独自の気孔径制御技術による優れた濾過性能により、排気浄化の幅広いアプリケーションへ対応が可能です。

 

特長

◆PM除去率が高い。
◆高強度
◆高耐熱性

 

構造

ハニカムの交互目封じによるウォールフロー型浄化(図参照)

イメージ:ウォールフロー型浄化1
イメージ:ウォールフロー型浄化2

 

製品用途

◆ディーゼル乗用車
◆バス,トラック
◆農機,建機車両
◆発電機
など

 

その他

少数ロット・特殊形状の注文も承ります。
研究開発にもお役立て下さい。

イメージ:SiC‐DPF