先輩インタビュー
グローバル企業TYK、
その営業の中核で
International Marketing部/Global Marketing部
欧州・南アフリカ・メキシコ地域担当N.A
アジア太平洋学部 (国際関係学)卒 2011年度入社
TYKは1970年代から本格的な海外進出をスタートさせ、TYKヨーロッパ、イギリスのTYKリミテッド、TYKアメリカをはじめ台湾、中国に海外子会社を設立。さらに、タイ、インド、インドネシア、ブラジルに事務所を置くなど全世界をカバーするネットワークを構築している。長年の実績を背景に、鉄鋼をはじめ鋳鉄、非鉄金属など世界の高熱・高温産業を支える存在となっており、海外の売上は全体の約1/4を占めている。その営業の中核が本部にある国際部だ。
困難はチームプレーで解決する
国際部は岐阜県多治見市の本部オフィスにあり、7人の営業それぞれが地域ごとに担当を持ち仕事に取り組んでいます。私の担当はヨーロッパ、南アフリカ、メキシコ。中でもTYKヨーロッパとの仕事が多く、国内工場との間に立ち、注文の受付、製造手配、納期擦り合わせ、船での輸出(急ぎの場合は飛行機も)などの打ち合わせをします。
実際のやりとりでは、TYKヨーロッパおよび国内工場から届く依頼や仕事が単一ではなく多種多様なので、総合的な知識、柔軟な思考が求められる点が難しいと思います。また海外とのやりとりなので状況が見えづらかったり、相手の要望の真意をつかむのが難しかったりと、コミュニケーションの難しさもありますが、WEB会議を活用したりなど密に連絡を取るようにしています。
問題にぶつかった際は、上司や先輩はもちろん、工場や研究所の技術者、管理部門のスタッフなど幅広い人たちに相談し、問題点を明確にすることを習慣づけています。
TYKだから実現できる提案で、世界市場で勝ち抜く
海外との仕事では競合相手も世界各国の同業者となります。近年は中国をはじめ競合安価品の参入が著しいですが、当社は価格だけで競うのではなく、お客様の操業に貢献できる提案力で勝負しています。
具体的には、お客様の状況をしっかりと把握して、製品耐用でメリットを出すだけでなく例えば、先方の鋼の品質向上に寄与することや施工のしやすさやなど、TYKだからこそ提供できる付加価値を与えること。また、できるだけ早く注文をいただくようにして、製造時間に余裕を持って納期に間に合わせること。さらに他社が断るようなお客様からの依頼でも、どこまでならば当社でできるのかという具体性を持った回答、提案も他社との差別化につながると考えています。また、当社には超高温焼成炉など他社にはない設備もあり、品質と技術力を背景に自信を持って営業できる環境にあります。
当社ならではの付加価値の高い提案によって、現地からのさまざまな要望を一つひとつ解決していった結果、当社の製品によって先方の製品品質が向上したと聞いた時や、納期を間に合わせて感謝された時などにやりがいを感じます。
このような時代だからこそ
2020年の新型コロナウイルスの感染拡大および需要の低迷によって、国内外の製鉄・製鋼用の高炉が止まったり、あらゆる産業、物流が停滞したことは大きな衝撃でした。しかし、それは競合他社にとっても同様のことが言えますし、お客様もまた非常に苦しい局面を迎えています。このような状況だからこそ、お客様のニーズをよりよく理解し、お客様のランニングコスト削減に繋がるような提案や、当社だからこそできる提案、サービスをより一層充実させ拡販に繋げていきたいと考えております。
世界で活躍したい。その強い思いが挑戦の原動力
私がTYKに入社したのは、大学時代から「自分もいつかグローバルに活躍できる人間になりたい」と思っていたから。実際に入社してみたら国内営業に配属されたのですが、毎年、海外営業への異動希望を出していました。そして国内営業を3年間経験した後、国際部に配属されました。
TYKには、挑戦する気持ちを応援する気風があります。私も世界に挑戦したいという思いをかなえることができ、日々の仕事に取り組めています。これからは技術的な知識にも詳しくなって、お客様から、また社内でも信頼される営業マンになりたいと思っています。